【第二弾】EQは基本的にカット

こんにちは!

 

今回はEQについて説明して

行きたいと思います。

Youtubeの解説はこちら↓


歌ってみたMIX EQ(イコライザー)使い方

EQ(イコライザー)とは

音は低音から高音まで様々な

周波数を含んでいます。

EQとはその音に含まれる多くの周波数から指定した周波数の音量を

調節するためのもの 」です。

 

 

EQの使い方は2つ!

1.不要な音をカット 2.音色の音作り

 

基本的にEQは引き算です。

 

ギターとボーカルの音が被る場合

ギターの特定の周波数をカットすれば

ボーカルはその周波数がブーストされたのと

同じ効果が出てることになります。

 

これだとギターの聞こえが悪くなります。

ですからボーカルのその周波数以外を

カットすればギターもブーストされたのと

同じ効果になります。

 

 

ボーカルの帯域別の成分

【80Hz〜100Hz以下:超低音】

82HzはE2(ピアノの左から2番目のミ)

97HzのG2,110HzのA2(2番目のソとラ)

 

ちなみに筆者の最低音は92HzのF2#でした。

私の場合どんな曲でも90Hz以外はカット

するといいかもしれません。

 

基本的には男性は80Hz女性は100Hzで

ハイパスフィルター(ローカット)を

使ってカットします。

 

【100〜200Hz:地声感】

195HzがG3です。

 

学生時代合唱指導で先生に

歌ってる時に地声で歌うなー!

腹から声出せー!

って言われた経験ないですか?

 

地声感があるこの帯域は他の楽器と

ぶつかり合いやすいんです。

腹から出すことにより声量が増します。

それに加え倍音成分も強くなります。

これが当時先生が仰っていた事となります。

 

勿論そんなの考えずに

あ゛ー って歌うのと あー って歌うのでは

聴き心地は違いますのでそれを

指摘している可能性はありますが

先生方は音大卒なはずです。

この周波数については理解しているはずです。

 

今学生の方、嫌がらず自分の

身になってると思いましょう。

 

あれ、この記事見る人って

音楽好きな人だよね……

合唱練習だりぃ〜とかあまり言わないよね?

 

これ書いた意味無い?……

是非マウントとりましょう😊(おい)

 

【200Hz〜600Hz:メインの音】

587HzがD5です。

歌い手さんは聞き覚えあるはずです。

これがhiDです。

昔の女性歌手の最高音はこれくらいです。

今はhihiとか行っちゃいますが……

男性歌手もhiEとかの世界ですからね……

 

ここがボーカルの主役です。

 

【600Hz〜1kHz:存在感】メインの2倍音

1046HzがC6です。hihiCですね。

ここはもう出している音(基音)よりも

倍音成分の場所です。音の存在感がでます。

 

因みにLIVE DAM精密採点シリーズでは

裏加点という要素がありそれは倍音成分により裏で点数を足し引きしています。

Vo.にとって倍音成分は

大事であることが分かります。

 

【1〜3kHz:ハリ、艶】メインの5倍音

3135HzがG7もーhiを数えるのが

めんどくさいです……

 

他の楽器との干渉をふせぐ大事な帯域です。

ここがボーカルの肝です。

 

【3〜16kHz:煌びやかさ 滑舌】

まず16kHz以上は

ローパスフィルタ(ハイカット)

 

理由は簡単、Youtube等では

16kHz以上はカットされ再生されてません

これはサイト側の仕様です。

CD用でMixしない限りカットしましょう

 

5〜9kHzは歯擦音 さしすせそ く つ 等

これは耳を痛める音です。カットしましょう

別の記事で書きますが

基本はディエッサーを使って抑えます。

 

 

 

このように言われても実際

何をすればいいの?そー思うと思います。

 

実践

まずはマスタートラックに

アナライザーをさします。

視覚的にそれを捉えるためです。

今はEQについてるって優しい

プラグインもあります。

f:id:mixinglecture:20200316174527j:image

Voをソロで再生して尖った部分が

各帯域のピークの部分です。

私はもともと倍音成分が強い

発声でして結構尖ってたりします。

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80hz以下はカット

基音の162hzをカット

2倍音の350hzをカット

5倍音の712hzをカット

75000の歯擦音を軽減

16khz以上のハイカット

 

ピークとなってる部分は全部抑えました。

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結構スッキリとした感じになりました。

 

因みにAi アシスタントがついている

Nectarを使ったカットは

f:id:mixinglecture:20200316180754j:image

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200,352,630,2500,7500くらいですかね?

先程のカットとしてる場所は

ほとんど変わりませんね。

 

ピークを抑えるそれが1番大事なことです。

次にやる事は音色作りです。

 

上記のNectarの2つ目のEQで

既に見えてしまっていますが

1800,5000辺りですかね

かなりブーストされています。

 

歌ってみたの場合は主役はボーカルです。

ボーカルの存在感が大事です。

 

ハリ、煌びやかさを出すために

ゴソッと上げましょう。

 

勿論ピークが再び戻ることもあります

しかしアナライザーからも分かる通り

中音域とピークの大きさが違います

それを平坦にするように

ブーストしていくのがコツです。

 

 

【まとめ】

EQはカットメインでピーク潰し

できるだけ平坦にする

存在感を出すため高音域のブースト

 

 

2Mixのまとめページ

mixinglecture.hatenablog.com

 

 

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